こんにちは。みなさんは資産形成に向けて何か始めていますか?
コロナ禍で将来への大きな不安を抱えながら生活している方も多く、自分自身や大切な家族の将来の生活を守るために株式投資という形で資産形成を始める方が今増えています。
その一方で、「株式投資に興味はあるけれど難しそうで自分には無理」という思いから、初めの一歩を踏み出せないでいるといった方も多いようです。
今回は、投資初心者向けに株式投資の始め方を解説します。併せて、スムーズな取引につながる基礎知識についてもピンポイントでお伝えしますので、これから将来に向けて資産形成を始めたいと考える方は、ぜひ参考にしてください。
株式投資とは
投資初心者の場合、「株式投資」という言葉を聞いただけで難しそうなイメージを抱いてしまう方も多いのではないでしょうか。
株式投資とは、株式会社のなかでも公開会社の株を一部保有し、さまざまな形で利益を狙うことができる投資方法を言います。
株主への利益の還元方法として一般的なものを以下にまとめました。
- 配当金(インカムゲイン)の獲得
- 値上がりした分の利益(キャピタルゲイン)の獲得
- 株主優待 ※企業による
株式投資を始める上で株主にとって美味しい収入源になりやすいのが、発生した利益の一部を株主に還元することで有名な配当金(インカムゲイン)の獲得です。配当金の金額にもよりますが、まとまった不労収入を得られる可能性は十分あります。
また、株式投資で大きく儲けるためには、企業の将来性や直近の業績について見極めた上で購入する株を決めることが大切です。これがうまくできれば、値上がりした分の利益を獲得しやすくなります。
最近は初心者でも気軽に始めやすいと評判の「ミニ株(単元未満株)」も高い人気を得ており、これまで以上に株式投資が注目を集めるようになってきました。1株単位から購入でき、損失も最小限に抑えられるという手軽さが人気の秘密だと言われています。
株式投資の始め方を5ステップで解説
株式投資に興味があるものの、始め方が分からないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、5つのステップに分けて株式投資の始め方を解説します。
- 資金を準備する
- 証券会社で口座を作る
- 口座に入金する
- 株を買う
- 株を売る
(1)資金を準備する
1株あたりの株価は数百円~数万円です。どの企業の株を買うかによって必要な資金は変わってきます。日本の株は100株から買えるようになっているので、数万円~数百万円の資金が必要です。
(2)証券会社で口座を作る
資金の準備ができたら、証券会社の口座を作りましょう。株の売買手数料を安く済ませたい方は、ネット証券で口座開設することをおすすめします。
証券会社によっては、特定口座からの入金手数料が無料となっている場合もあるようです。事前に確認しておくといいでしょう。
(3)口座に入金する
どの企業の株を買うのか決まったら、証券会社の口座への入金を済ませます。
日本株の場合は100株から購入可能ですので、1株当たりの金額の100倍の金額に手数料を上乗せした金額を入金しましょう。
(4)株を買う
入金が済んだら株を買います。購入する銘柄と株数、注文方法を選んだら手続き完了です。注文方法には指値と成り行きの2つがあります。
必要な資金を用意して計画的に株を買いたいと考える方には指値がおすすめです。現在価格よりも下の価格で買いたい金額を自分で指定できるので、想定範囲内での取引がしやすい点が大きなメリットになります。ただし、株価が上がり続けた場合は購入できないかもしれない点には注意が必要です。
成り行きはスピーディーに取引したい方にはおすすめの注文方法です。注文を出したらすぐに購入できます。ただし、大きな価格変動があった際は、あらかじめ用意しておいた資金では足りないといった事態起きてしまうこともあるようです。
(5)株を売る
投資初心者の場合、株を売るベストタイミングが分からない方が大半を占めます。株価上昇時だけでなく、下落時のことも考えながら株を売る基準を決めておくといいでしょう。
とは言っても、自分一人でどうやって株を売る基準を決めればいいのか分からないと悩んでしまう方が多いはずです。以下の基準例を参考に、株式投資を行う上のマイルールを制定してみてください。
- 株を買った時よりも価格が10%高くなったら売る
- 株を買った時よりも価格が10%下がったら売る
- 自分自身の投資方針と銘柄の相性が合わなくなったら売る
株式投資を始める際の注意点
長期スパンでコツコツと取り組むことで初めて利益が狙えるようになる「株式投資」。この投資を投資初心者が始める場合はどのような点に注意するべきなのでしょうか。以下に最低限押さえておきたい注意点を3つまとめました。
- 集中投資は避ける
- 損切りは早めに行う
- 信用取引は行わない
(1)集中投資は避ける
投資初心者が株式投資する場合は1つの銘柄に集中して投資するのではなく、2つ以上の銘柄に投資する分散投資を行うようにしましょう。
集中投資してしまうと、投資先が大きな利益を出た時はいいですがそうでない場合は損するリスクが大きいです。リスクを最小限に抑えるためにも、分散投資を行うのがベターだと言えます。
(2)損切りは早めに行う
損切りとは、損失額を最小限に抑えるために早めに損失額を確定させるものを言います。別名、ロスカットとも言われるものです。
投資初心者は、この損切りを早めに行うことができるかどうかが今後を大きく左右すると言っても過言ではありません。
(3)信用取引は行わない
株式投資に慣れてきて、ある程度利益を狙えるようになるまでは信用取引を行わないのがベターです。信用取引とは、証券会社からお金や株を借りることを言います。
基本的には預けた資産の約3倍まで借りられるのですが、損失が出れば同額の借金を抱えることになる可能性があるので注意が必要です。
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株式投資は少額からでも始められる投資方法です。投資初心者でも基本知識さえきちんと身に付けていれば、大きな損失を出すことなく資産形成できる可能性は十分あります。
ただし、ある程度まとまった利益を狙うためには長期的にコツコツと取引を行ったり、専門的な知識を学んだりしなければいけません。そのため、即金性が低く1日でも早く利益を得たい人には不向きだと言えるでしょう。
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今回は、投資初心者に向けて株式投資の始め方についてご紹介しました。株式投資は誰でも簡単に利益を狙えるものではありません。それなりに利益を狙うためには購入する企業の将来性や業績を見極めたり、経済時事に関しても詳しくなったりする必要があります。
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